航空機部品製造技術フェア 特別講演会
航空機産業のこれから
主催 | (一社)次世代型航空機部品供給ネットワーク・OWO |
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日時 | 2016年4月20日(水) 12:30~14:30 ※受付開始12:15~ |
会場 | インテックス大阪 国際会議ホール |
定員 | 約300名(聴講無料・事前登録制) |
第1セッション 12:30~13:15
講師:榊 達朗氏 川崎重工業株式会社 社友
2000年以降の航空燃料の高騰と格安航空会社の台頭で低燃費機の開発競争が始まった。ボーイング社は機体構造の50%に新素材炭素繊維複合材(CFRP)を採用した787を開発。続いて777の主翼もCFRPにした777Xの開発を開始した。
一方、エアバス社もCFRPを50%以上使用したA350XWB機を開発、A330はエンジン換装型のA330neoの開発を開始した。また格安航空会社に需要の多い737やA320は低燃費のエンジンに換装した737MAX、A320neoの開発をはじめた。その他ボンバルディア(C’S)、エンブレア(E2ジェット)、中国(C919)、ロシア(MS21)、日本のMRJと続々と新機種の開発が行われているがいずれも2020年代前半には終了する。
さて、その後の開発機種は、日本の民間航空機産業の方向性はどうなるか、現状を踏まえ展望する。
1956年 | 大阪大学工学部機械工学科卒 |
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1956年 | 川崎航空機入社(現川崎重工業) |
1987年 | 同社岐阜工場長 |
1991年 | 同社取締役 |
1997年 | 民間航空機(株)副社長 |
川崎重工業株式会社
社友 榊 達朗氏
第2セッション 13:15~14:00
講師:川合 勝義氏 ASK(エアロ・サプライチェーン・コーディネーティング) 代表
航空機業界では、15,000機を超す受注残を抱え、AIRBUSとBOEINGは、A320やB737型機の月産60機製造を目標にしている。両社は、厳しい受注競争の中、自社内のみならずSuppliersにコストダウン目標を設定し、その達成を強く要求している状況にある。
これらに対応するためには、最新の加工機の導入や、7days、24hours稼働可能な自動システムの導入が欠かせないものになっている。
B787やA350XWBでは、CFRP適用拡大によるGame Changeが行われ、今後開発される新型機では、材料や加工工程分野においても、これまでにないGame Changeが予想されており,それらを紹介いたします。
1972年 | 名古屋大学工学部機械学科卒業、 川崎重工業株式会社 航空機事業部入社 生産技術、生産計画、契約管理・輸出業務、 ボーイング・エンブラエル向け製品 プログラムマネージャー ボーイング社駐在1年、およびエンブラエル社駐在1年 |
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2008年 | VRテクノセンター 航空機人材育成プログラムコーディネーター |
2015年 | 現職 |
ASK(エアロ・サプライチェーン・コーディネーティング)
代表 川合 勝義氏
第3セッション 14:00~14:30 パネルディスカッション
司会
- 金 炫修 氏
- (一社)次世代型航空機部品供給ネットワーク OWO 事務局長
パネラー
- 榊 達朗氏
- 川崎重工業(株)社友
- 川合 勝義氏
- ASK(エアロ・サプライチェーン・コーディネーティング) 代表
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