• INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展

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インターモールドテクニカルセミナー

セミナーは終了しました。

第59回 インターモールド・テクニカルセミナー
国際見本市に見るヨーロッパの最新金型技術動向

開催日時 2011年02月28日(月) 10:30~16:15
講演内容とプログラム

国内の大きなマーケットに支えられて発展してきた日本の金型産業も、世界同時不況以降非常に厳しい環境下におかれている。統計データ上、金型の生産数はほぼ不況以前の状態に戻っているが、金額ベースでは、依然として右肩下がりが続いている。こうした閉塞感から抜け出すための打開策を得るには、正確な情報収集が不可欠と言える。
今回は、その第一弾として、ヨーロッパの金型技術動向を紹介する。ヨーロッパでは、年末にかけてユーロモールド2010、K2010という金型および成形技術に関する国際見本市が開催された。ユーロモールドは、ドイツ・フランクフルトで開催される世界で最大級のものづくり系の国際見本市である。またKは、今回で18回目を迎えるプラスチックとゴムの産業分野の専門見本市でおなじくドイツ・デュッセルドルフで開催された。
こうした国際見本市に参加し、取材を行ってきた各講師から ヨーロッパの最新金型技術動向を紹介していただく。
関係者の方々の積極的なご参加をお待ちしております。

10:00~10:30 受付
第1セッション
10:30~12:00
「ユーロモールドに見るヨーロッパ型技術事情」
12:00~13:00 昼食・休憩
第2セッション
13:00~14:30
「試作からカスタム生産へ-RP技術から見たユーロモールド-」
14:30~14:45 休憩
第3セッション
14:45~16:15
「プラスチック射出成形技術と金型技術からみたK2010」

第1セッション

「ユーロモールドに見るヨーロッパ型技術事情」

松岡 甫篁氏((株)松岡技術研究所 代表取締役 博士(工学)、技術士(機械部門))

ユーロモールド2010を取材した範囲で、ヨーロッパに於ける型技術事情を紹介する。
この展示会では、世界的な傾向ながら、中国型メーカの進出ぶりは目覚ましく、圧倒的数の展示が見受けられたが、同時に技術面の進歩も急速であり、ヨーロッパ市場に於ける進出ぶりが伺えた。反面、国内型メーカと同様にドイツなど地元の型産業は衰退の傾向が感じられ、出展企業における生き残りをかけた戦略も見受けられた。
このように複雑な状況下で開催された「ユーロモールド2010」の取材を通じて感じたことなどを含め紹介し、国内型技術が活性化するための新たな方向性などについても言及する。

第2セッション

「試作からカスタム生産へ-RP技術から見たユーロモールド-」

楢原 弘之氏(九州工業大学 大学院 情報工学研究院 教授)

積層造形法は、これまでは部品精度が低くて、使える材料も限られるという認識があり、試作部品のための技術と捉えられることが多かった。
ところが、部品精度の高精度化、使用可能な材料が増えてきており、これまで懸念されていた部品精度や強度の要求にも応じられるようになってきた。
このために積層造形法は、そのまま製品として使うカスタム生産にも使われるようにもなってきている。試作技術としてイメージされるラピッドプロトタイピングという名称では、現状にそぐわない状況が出てくるようになってきている。
そこで最近欧米では、付加的製造方式(Additive Manufacturing System、AMシステム)という名称を新たに使って、製品製造技術のひとつとしてイメージされるよう積層造形法を呼ぶようになってきている。
この講演では、Euromold2010で発表された内容に基づいて、最近の積層造形技術の動向を紹介する。

第3セッション

「プラスチック射出成形技術と金型技術からみたK2010」

小松 道男氏(小松技術士事務所 所長 技術士(機械部門))

2010年10月下旬に開催された第18回国際プラスチック・ゴム専門見本市(ドイツ・デュッセルドルフ)では、プラスチック技術に関する野心的な技術が世界各国より出展された。ドイツ、フランスを中心としたEU中心国の経済はユーロ安を背景に好調な決算状況を示しており、米国の産業も復調の途上にあり、新たな経済成長を見越した生産技術、素材技術の登場に期待が寄せられている。
本セミナーでは、視点をグローバルポジションに置いたプラスチック射出成形技術と金型技術の展望について、ハイビジョン動画と画像を用いてビジュアルな解説を試みます。マイクロ成形、超多数個取り成形、バルブゲート、バイオポリマー等について世界最先端の技術開発状況を報告する。

※都合によりプログラムを変更することがあります。

会場

笹川記念会館 4階 第5会議室

主催 インターモールド振興会
受講対象 既に金型加工および関連業務に携わっている方で、更に技術や知識を身につけ、レベルアップを図りたいとお考えの方や開発のヒントを得たいとお考えの中級以上の方を主として対象とします。
受講料
インターモールド振興会ネット会員 38,850円 (税込)
一般 42,000円 (税込)

*いずれもテキスト・昼食付き
*ネット会員価格はインターモールド振興会ネット会員に適用されます。
*受講申込時に、同ネット会員登録をした場合は、ネット会員価格が適用されます。
ネット会員のご登録は こちらから(入会金・年会費とも無料)

最少催行人数 10
申込締切日 2011年02月24日(木)
セミナーは終了しました。
受講料のお支払い
  1. 事務局より請求書を送付致しますので、指定の口座へ受講料をお振込み下さい。
    ※現金書留によるお支払いはお受けできません。
  2. 振込手数料は、受講者でご負担願います。
  3. 受講料は、開催前日までにお支払い下さい。なお、海外からの受講者は、当日現金でお支払い下さい。
  4. 別途、受講票を送付致しますので当日会場にご持参下さい。
ご注意
  1. 1.申込締切日の翌日以降はキャンセルできません。【受講キャンセル規定】をご参照ください。
  2. 2.受講申込者が出席できなくなった場合は、代理の方が受講することも可能です。
    その際には、開催前日までに事務局へ宛てご一報頂くとともに代理の方の「部署・役職・お名前」をお知らせ下さい。
  3. 3.受講希望者が少数の場合、開催を延期または中止することがあります。
  4. 4.当日欠席された場合は後日テキストをご送付いたします。受講料の返金はできません。
  5. 5.受講対象】の項目にも記述の通り、申込後、受講可否の確認を行います。
    受講可となった方には受講証を発行いたします。
    受講可否については、事務局より後日ご連絡を申し上げます。

【受講キャンセル規定】

①受講申込後、やむを得ない事由により、受講者の都合が悪くなった場合には、代理の方のご参加をお願い申し上げます。ただし、受講制限のあるセミナーの場合は代理受講の可否を確認致します。

②セミナーの参加をキャンセルされる場合には、事務局までご連絡(電話、FAX、email)をお願いいたします。なお、キャンセルのご連絡日時により、原則として、次のキャンセル料をご負担いただきます。事務局が休業日の場合は、FAXまたはemailにてご連絡ください。

《受講キャンセル料について》

受講申込手続き完了後~受講申込締切日→→→受講料の25%

受講申込締切日の翌日~3日前のキャンセル→→→受講料の50%

セミナー開催日の2日前~前日のキャンセル→→→受講料の75%

当日キャンセルの場合→→→受講料の100%

お申込先・お問合せ先 インターモールド振興会
〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15(株式会社テレビ大阪エクスプロ内)
TEL:06-6944-9911 FAX:06-6944-9912
E-mail:
講演プロフィール
松岡 甫篁(まつおか としたか)

株式会社松岡技術研究所 代表取締役

略歴

博士(工学)・技術士(機械)
株式会社松岡技術研究所 代表取締役
博士(工学)(東京大学)/ 技術士(機械部門
株式会社 松岡技術研究所 /代表取締役
(新技術・製品開発、生産技術などのコンサルタント)

【専門分野】
高速ミーリング研究、CNC切削加工技術、切削工具開発指導、金型生産技術、新製品開発指導、異業種交流のコーデイネーターなど
【主な著書】
切削加工データブック、新しい穴加工技術、CNC切削加工のすすめ方、はじめての金型技術、はじめての切削加工(工業調査会)、金型のNC加工テクニック、型技術便覧(共著)、プラスチック金型ハンドブック(共著)、高速ミーリングの基礎と実践(共著)(日刊工業新聞社)など
【委員など】
理化学研究所:共同研究員(超高速切削に関する研究)
山梨県工業技術センター:外部評価委員・前客員研究員
型技術協会:前企画委員長、前高速ミーリング研究会委員長、前型技術者会議実行委員長、前理事など
【受賞など】
技術賞、功績賞(型技術協会)など
楢原 弘之(ならはら ひろゆき)

九州工業大学 大学院 情報工学研究院 教授

略歴
学歴:東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専門課程修了(1986年)
職歴:北海道大学工学部助手、九州工業大学情報工学部助教授、教授を経て2008年より現職
小松 道男(こまつ みちお)

小松技術士事務所 所長 技術士(機械部門)

略歴
国立福島高専機械工学科を卒業後、アルプス電気株式会社勤務を経て、平成5年に小松技術士事務所を設立し所長に就任。
社団法人日本合成樹脂技術協会理事、特別会員。
プラスチック成形加工学会会員、米国Society of Plastics Engineers会員、型技術協会会員。
バイオポリマー・ポリ乳酸の射出成形技術等に関する特許権、特許出願23件、総発明件数130件保有。創成国際特許事務所顧問。
欧米のプラスチック成形技術や金型技術に精通している。